アイルランドに旅したい~!

イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の間に、第2子の女の子が誕生して25年ぶりに王女が誕生したことで世界中で盛り上がりました。もちろん日本でも「イギリス王室」話題ネタがたくさん取り上げられていますが、そもそも「イギリス」という国はないことをかつて学校の社会科の授業で学んでいます。「イギリス」ではなくて、グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Irelan)が正式な名称になってUnited Kingdomを省略してU.Kになります。

サッカー選手のベッカムはイングランドの代表選手だったように、サッカーの時には「連合王国」で1チームではなくてウェールズ・スコットランド・イングランド・アイルランドというように4つの地域に分かれます。そして地域ごとのサッカーもこれまた想像以上の盛り上がりを見せるから、うぬぬぬと感じますね。

アイランドは妖精の住む国

スコットランドやアイルランドなど全部同じように考えてしまいがちですが、スコットランドの独立運動があって住民投票が実施された時に「連合王国」だったんだな。という言うことを改めて感じましたが、あとはぼやーーっとした印象しかない人のほうが多いようにも感じます。

同じ島でありながらも、使う通貨が違うのがアイルランド島です。アイルランドはユーロで、北アイルランドはU.Kという連合王国なので、使う通貨はポンドです。アイルランドはどんな国かというと、映画の中の印象的なシーンの場面でも実は知られているですね~

映画「風と共に去りぬ」で、ヴィヴィアン・リーが演じるスカーレット・オハラは、南部の大農場のお嬢さまですが農場の名前は「タラ」です。第一部の最後に夕暮れ時の背景で、「もう二度と上に泣きません」とタラの大地の土を握り締めて誓うシーンがありますが、「タラ」はアイルランドにある地名です。スカーレット・オハラの父親がアイルランドからの移民で、自分の所有する農園を「タラ」と名付けるのも納得できます。

アイルランド人の心のふるさとで、聖地でもあるのがアイルランドにある「タラの丘」だからです。アイルランドにある「タラの丘」には、アイルランドの伝説にある王達の国が「タラの丘」にあったとされていて、かつて王がこの場所で即位の儀式をしたと推定されています。考古学者たちが数世紀にわたって「タラの丘」の発掘をしていますが、ケルト人がアイルランドに居住した時代の時にすでにタラの丘は聖地として用いられていたことが分かっているので、まさにアイルランド人の聖地と呼ぶのにふさわしい場所です。

そしてなんといっても、アイルランドといえば「妖精」です。日本には民話で妖怪がでる話がありますが、アイルランドでは「妖精」です。タラの丘が伝説の聖地になっているのと同じく、伝説に神話の宝庫ともいえるのがアイルランドなんです。「妖精」に「神話」と乙女チックな感じを受けてしまいますが、クロビールのギネスの国でもあります。とにかく飲む飲む飲むんで、飲みまくりおまけにアイルランド人気質といわれるのが、とにかく陽気なことと超てきとーな感じがこれまたいい感じです。

ここのところ目覚しい勢いでアイルランドは経済発展をして、経済的にも注目を集めている町です。なんでも「競争力のある国」という中で日本は18位だったのに対して、アイルランドは10位にランクインしています。経済面でも世界中から注目を集める存在であり、そして世界的な「ケルトブーム」もありました。「妖精の住む国」アイルランドについてどんな国か気になります。

アイルランドに旅に出たい

「風と共に去りぬ」は聖書の次に世界中で読まれたといわれるほど、世界的に読まれた本です。書いた作家はマーガレット・ミッチェルで、あまりの大ヒットに続編を望む声がかなり大きくあがりました。主人公のスカーレット・オハラとレット・バドラーは、これからどうなるのか?!と読者がその続きをどうしても読みたい。気になる。とっても気になると「風と共に去りぬ」のラストが、とってもふか~い余韻を残して終わっているからこそ、先が読みたくなるのであります。

出版されたのは1936年なので日本は昭和11年でまだ太平洋戦争に突入する前のときです。アメリカで発売されて大ヒットとなって、今でも読み次がれている本だけに作者のマーガレット・ミッチェルが亡くなった後はこれでもう続編はないものかと思われていましたが、著作権を持つ相続人が「風と共に去りぬ」の著作権が2011年に切れたら、色々な形で続編が基礎って書きだされるかもしれないということを危惧しました。

そうなってしまったら「風と共に去りぬ」のイメージを大きく損なわれてしまいます。そんな事態にならないようにと、先手を打つ形で続編の出版を企画して執筆したい人を公募で選ぶことになって、選考委員会から選ばれたのが、レット・バトラーと同じチャールストン出身の作家のアレクサンドラ・リプリーです。そして1991年9月25日に発売されたのが『スカーレット』です。続編を執筆するにあたってアレクサンドラ・リプリーがしたことに、「風と共に去りぬ」を読み返すのはもちろんのことマーガレット・ミッチェルの文体をは博すること、さらにシナリオハンティングのために「風と共に去りぬ」の舞台となったアトランタ、チャールストン、サバンナ、そしてアイルランドを訪ねていき100年以上前の資料を調査したうえで、4年の期間を経てそして原稿完成の1年後の1991年(平成3年)9月にアメリカで発売されました。

発売される前の予約の段階で100万部に達していただけに、どれだけ読者が期待を込めてそして待ち焦がれていたのかが伺えますが「風と共に去りぬ」の舞台はアメリカ南部のアトランタですが、『スカーレット』では舞台がアイルランドになります。アメリカ大陸から船に乗り父親の祖国でもあるアイルランドで、新たな出発をするのですが舞台がアイルランドへと移りアイルランドの特徴が随所にちりばめられた作品になっています。

アイルランドの妖精の話やイギリスへの反乱を画策しているアイルランド人グループだったり、また幽霊が化けて出てくる話だったりゲール語のこと、そしてして陽気にビールを飲んで働くアイルランド人などが描かれています。また土地を所有している貴族階級なども登場しているので、アイルランドに興味があるならこの作品を一度読んでみるとアイルランドに伝わる妖精や神話そして伝説などにも興味を抱くきっかけになると思います。

過去のイメージ

スカーレット・オハラの父親は、アイルランドからのアメリカへ移民して南部の農園「タラ」を成功させた人物です。昔からのイメージでアイルランドは貧しい。というイメージがありますが、これは1845年~1849年という4年間のジャガイモ飢饉とよばれる影響です。ヨーロッパ全域でジャガイモの疫病が大発生して、農業は壊滅的なダメージを受けました。ジャガイモの疫病だったので、ジャガイモ以外の作物はできていましたが、ジャガイモの不作から飢饉へとなってしまった原因には、アイルランドの貴族や地主たちがアイルランドには住まずにブリテン島に住んでいて、自分達の地代を優先しようとばかりに走り、アイルランドで餓死するひとが出ているにも関わらずにアイルランドでできた作物をイングランドへ輸出されていたことから、アイルランドでは餓死者がますます増えるといった事態に陥りました。

そのためアイルランドから海を渡り、ゴールドラッシュへわいているアメリカへ移民したりカナダやオーストラリアへと海を渡り移民した人数は200万人以上とも言われています。そしてアメリカへ移民したアイルランド人の中には、ケネディ家の先祖もそのなかいました。だからこそアングロサクソンが多いアメリカで、カトリックであるジョン・F・ケネディ大統領は、当時「アイルランドの豚」といった侮蔑した言葉で呼ばれました。「風と共に去りぬ」の小説の中の時代背景には、スカーレット・オハラの父親はアイルランドからの移民で、とっても家族に優しく献身的な愛情を注いでくれたスカーレットの母親はフランス系ですが同じカトリック教徒というもこともあって、結ばれたのではないか?!ということが伺えます。

あまりにも多くの餓死者が出たことで、アイルランドは貧しいというイメージがありますが、それはジャガイモ飢饉で多くの餓死者が出てたため家族で海を渡り、新天地を目指した移民がアメリカに大勢渡ったということからのイメージです。統計でいわれているのは、このジャガイモ飢饉によってアイルランドの人口20パーセントが病死もしくは餓死して、10パーセントから20パーセントがアイルランドから国外へ出て行きました。アイルランドの人口がこの「ジャガイモ飢饉」で最盛期の半分にまで人口が落ちこんでしまったため、アイルランドの民族文化も大きな大きなとっても大きな打撃をうけることになったので、アイルランドの歴史上ジャガイモ飢饉の前そして後ろと分けられているほどという程です。

このような事情があるので、基本的にアイルランドはイングランドに対してよい印象は持っていないのも納得できますよね。元々のケルトの人たちは「スカーレット」にも描かれているように、陽気で音楽を深く愛して歌いそして飲んで、世話焼きなぐらいにお世話をするとても陽気な民族です。そしてちょっとしたいたずらは「妖精の仕業」として、目くじら立てることなく自然をこよなく愛しつつ、自分達の民族に誇りを持ち伝統を守りながらたくさんの伝説を伝えてきました。

アメリカへの移民

アイルランド人は長年に渡ってアングロサクソンのイングランドの植民地支配に苦しみました。そして英語圏へと移住しましたが、オーストラリアやカナダへ移住しても同じように差別される側だったこともあってイングランドから独立したアメリカへ多く移民していき、アメリカもアイルランドからの移民を多く受け入れてきました。

アイルランド人移民はカトリック教徒で、ワスプといわれるアングロサクソンはプロテスタントということもあって、アメリカでも偏見の目で見られていた過去がありながらも、ジョン・F・ケネディといったアイルランド系移民から大統領になったり、ロナルド・レーガンも同じくアイルランド系アメリカ人で、次第にアメリカの中でもアイルランド系は社会的立場も上がっています。

そしてなんといっても、アイルランドの奇跡といわれる経済発展を果たした要因のひとつには、EUからの援助金があります。アイルランド国内総生産のうちの7パーセントにあたるEUからの援助金で、アイルランドは公共設備と教育整備に投資して、アイルランドのインフラ整備を強化しました。そして安い賃金に低い法人税に目をつけたアメリカの多国籍企業は、ヨーロッパの事業本部と生産基地をアイルランドにおくことになり、これがさらなるアイルランドに活性をもたらしていてアイルランドは外国からの投資がどれくらいになっているかというと、アメリカからの投資は80%という数字で圧倒的なシェアを占めています。

アイルランド島

アイルランド島ひとつの島になっていますが、北アイルランドとアイルランド共和国に分かれています。北アイルランドは「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」となっているので、イギリス領になっているので使う通貨はイギリス通貨のポンドです。南側に位置するアイルランドの首都はダブリンで使う通貨はユーロです。

よってダブリンも行く、そして北アイルランドにも行くというつもりなら、ユーロとポンドを準備しておきましょう。日本からアイルランドへの直行便は就航していませんが、アムステルダム経由やヒースロー経由またはド・ゴール経由といったヨーロッパ経由でアイルランドへ入国する方法などでアイルランドへ行くのが一般的な渡航方法です。

妖精と神話そして伝説のアイルランドの魅力にたっぷりと浸りたいものです~♪